「すっげえ!
ホントに1位になりやがったっ!」

「やっぱ小鳥遊と鮫島すげえよ!!」

二人は息を切らしながらD組にもみくちゃにされていた。

「すごいねえ、小鳥遊たちは」

フワも顔に興奮の色を浮かべている。

「ありがとな、ありがとなっ!!」

「ってか、祐!
エル探さねえと!!」

「エル?なんでだ?」

「俺らが走れたの、エルのお陰なんだよ!」

そういうと、二人はまたもや相当な速さで走り去っていったのだった。


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