「待ってくれ!!!」 「!!」 グラウンドの端の入場門から、二人の人影が見えた。 「小鳥遊!鮫島!」 二人は息を切らしてD組に駆け寄る。 「はぁ、はぁ…、悪い。おそくなった!」 「すぐ、準備するから!」