「おい、カノン」 「ん?」 セイがカノンを立たせた。 「待ってられっかよ」 「せ、セイ…?」 「あいつらの次に速いのは俺らだ。 アンカー走る。」 ずきずきと痛む足をかばう様子も見せず、セイは堂々と言い放つ。