新米教師"L"

「そんな、簡単なもんじゃねーんだよっ」

「なんで?
ごめん、って言うだけだよ?」

「…っ!
それが、むずいんだよ…っ!」

「……そうか?」

あくまでとぼけようとするエルにさらにむっとした。

「俺らは…っ、ずっと一緒で!!
喧嘩なんてしても、ちっちぇことで、謝るとか、面と向かってしねえし…!」

「だから、難しいのか?」

「そーだよ!!
今回だって、なんであいつがあんなに怒ったのか…!わかんねーし…。
あいつが、むきになるから、こっちまで…!」

「ふーん…?」

「…昴に、ほんとは、ちゃんと、謝って…、許してほしいけど…!
相手にされなかったら、俺らもう話さなくなるんじゃねーかと…!!」

「…そーかよ」

泣きそうになる鮫島の頭をぐしゃっとして、エルは立ち上がった。