新米教師"L"

「…なーんで、仲良くなったんだろうなぁ…?」

グラウンドからはっきりと聞こえる歓声を聞きながら、鮫島はふうとため息をついた。

鮫島がいるのは校舎裏の日蔭の中。

アンカーをサボったことの罪悪感がちくちくと胸を差す。

「…やっぱ、行こうかn…」

「さぁーーめじまぁあぁぁぁ!!」

「!!?」

エルがものすごいスピードで飛び出してきた。

「えっ、エル!?」

「てっめぇ、サボってんじゃねえよ!!
お前らアンカーだろーが!」