怒鳴り声が聞こえ、カノンたちは50m先の小鳥遊たちのほうへ走っていった。

「どした、お前ら!?」

「ふざけんな!?
んなもん、こっちの台詞だっつーの!!」

鮫島が怒鳴る。

カノンは止めようとし、二人の肩を掴んだ。

「お、おい? どうしたんだよ、お前ら」

「「セイ、カノン、フワ!」」

二人が同時に声を発した。

そして、お互いの顔をぎろりと睨むと