「6.49!」

「おぉー、すげえな!!」

今は二人三脚の練習中。

小鳥遊と鮫島の50mのタイムを計っていた。

「へぇ、あいつらの普通のタイムとほとんど変わんないんじゃねぇか?」

「元々足が速いし、息ぴったりだしなー!」

「すごいねー、鮫島と小鳥遊!」

もう何回か練習して慣れたのか、鮫島たちはかなり速くなっていた。

「…ん? あいつら、何か様子が変だぞ?」

計測し終わったのに、二人はまだ帰ってこない。

「ふざけんな、てめぇ!!」