レンは空を見上げてニッと笑う。

環には、そのレンの横顔がどこか寂しそうに見えた。

「…あ、そーだ。
お前、エルんとこの体育祭、行くか?」

「は? 何言ってんスか」


環とレンは、顔を見合わせて笑う。



「「行くに決まってんだろ」」


***