一方、フワの部屋では、フワが今日の事を考えていた。

「…セイもカノンも、自分じゃ気づいて無いんだろーな」

中学では、もっと尖っていた。

教師は寄せ付けず、仲間と呼べる者も少なかった。

それが、高校に入ってからは随分ましになり、
セイもカノンもフワも、クラスでうまくやっている。

何より、教師に近づいていっている。

「…エルに物凄い影響受けてるんだよね…。
それが恋愛感情かは解んないけど」

密かに微笑みながら、フワは眠りについた。



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