「本当に、ごめん…」
「なにが、ごめんよ。裕介のことなんか、好きにならなきゃ良かった」
「そんなこと言うなよ。俺は、お前と付き合えて幸せだったよ」
「そんなこと裕介の口から、聞きたくないっ!!」

昼休み。

真帆(マホ)は裕介(ユウスケ)に呼び出され、会議室へと来ていた。

そこで、告げられた別れ話。

真帆は信じることが出来ず、裕介を困らせていた。

「ほんとに、ごめん…」
「結婚しようって言ってたのに…。裕介の嘘つき」
「あの時は、本気で思ってた!!」

裕介との結婚を夢見てた真帆。

「でも人の心って、簡単に消えちゃうんだね」
「真帆…」
「名前で呼ばないでよ!新しい彼女と幸せになれば、いいじゃない!末永くお幸せにねっ」