次の日。 委員会が長引き、もうすでに部活動も終わり、辺りが真っ暗になっていた。 私は、足早に誰もいない体育館の横を通りすぎようとした。 ドンドン ボールを突く音が聞こえて、驚いた。 えっ…! まさか…幽霊…? 人間、怖いと思うほど見たくなるものだ。 恐る恐る体育館の中を覗いた。