「希衣ー、今度付き合ってほしいとこあんだけど」 「いいけどー…どこ?」 今は、佳那子の化粧直しにトイレにいる。 「バスケの試合!」 鏡越しにそう言った。 「あー…もしかして…」 「もしかしての…桜宮さんだよっ」 「やっぱり」 「なにその言い方ー!」 マスカラを塗りながらカナコは頬を膨らませる。