陽菜said
無事、職員室につくことができた。
コンコン
「失礼しまーす。今日転校してくることになった桜木陽菜ですけどー・・・。」
職員室に入り、辺りを見回すとある先生と目があった。
「あ~桜木、こっち!!」
「あっ、はい。」
いきなり、呼び捨て。
どうやら、この先生が担任っぽい。
「おはようございます。」
「おはよう。俺は獅童 真琴(シドウ マコト)。桜木の担任。」
「はい。」
「じゃあ、時間だし教室に行こうか。」
「はい。」
先生は、二十代後半に見える。
左指には指輪なし。てことは、独身。
ぱっと見、さわやか系スポーツ男性。
でも、性格は熱血ではなく適当そう。
うん、先生はかっこいいよ。
「桜木は、以前はどこの高校に?」
「眞田学園です。」
「あ~あの、ほとんど女子高のところ。」
「はい。」
なんだ、私の元学校って有名なんだ。女子高で。
「やっぱ、先生とか女子に触れただけで、セクハラ扱いされてクビになるの???」
「さぁ~。あまり、聞いたことないですね。」
なんでそんなこと聞くんのよ。
まったく、案外軽いのかしら?
「そっか~。あっ、俺のことは真琴先生って呼んでな~」
「いえ、獅童先生でいいです。むしろ、先生でいいです。」
誰が、下の名前をいうか。
「そんな、硬いこと言わずに~」
「先生、早く教室に行きましょう。」
私は、先生を若干睨みながら笑顔で言った。
「・・・桜木って、男嫌いなん?」
「(ギクッ)そ、そんなことないですよ。」
「あっ、そう。なら、急ごっか」
先生は歩き出した。

