運命の赤い糸




「あっ、そういえば~今日から転校生来るんだよね~」


「転校生?」


「うん。1年生に」


「変な時期だな。」


「そうだね~」


「慎、調べてれ。」


「りょうか~い。」



こいつは、桐森 慎(キリモリ シン)


警視庁の息子でかなり頭が切れる。


見た目は、知的そうに見えるが中身はなかなかチャラい。


今現在、何股かけているのか分からないが、女関係は悪い。


それと、みんなことをなぜかちゃんづけする。男も女もな。




「奏ちゃ~ん~でたよ~」


「ありがと、見せてくれ。」


「はいよ~」





なになに~


顔は・・・まあまあ。


頭は・・・悪い。


運動神経は・・・平均。



「なんだ・・・。そこまでの女じゃないな。」


「僕にもみせて~」


「ほらよ。」


資料を、竜矢に渡した。


「う~ん、桜木 陽菜。普通の子だね~なんで、ここに入れたんだろう~?」


「・・・確かに。今年は定員割れもしてなかったし、ぴったりのはずだけど~」


慎が、さらに調べてくれた。


「金とか~?」


「いや、この子の家は一般的な家系だよ~。」


「じゃあ~なんでだろうねぇ~」


「この子、なんかあるね~」


「慎、なんか面白がってない~~??」


「そういう、竜矢こそ顔がゆるんでるよ~」


「へへへ~」



こいつらは、馬鹿だ。


たかが、こんな平凡の女なんかに興味を持って。



「お前等、くれぐれも問題だけは起こすなよ。」


「「はぁ~い」」


「まったく。」