この道をまっすぐ行って~あの建物に入る。


よしっ。


迷子には絶対にならない。


と、思いながら歩き始めようとしたとき、後ろからすごい悲鳴が聞こえた。




『キャーーーーーーー!』


『奏人(カナト)様ーーーー!』


『慎(シン)様ーーーー!』


『竜矢(リュウヤ)様ーーーー!』


『和真(カズマ)様ーーーー!』



お、おお?


これは、前にも聞いたことあるぞ??


まさか、生徒会の皆様かな???


これって、一目見ておきべき??






後ろを振り返ると、とにかく女子ばっかだった。



いや、でもあの中に入っていける自信なんてない。


まぁ、3年もいりゃそのうち顔ぐらいなら見えるよね~



「ま、いっか。さ、いそごっ。」




私は、再び前を向き歩き始めた。