運命の赤い糸




「そうだ、まだ自己紹介してなかったですね。俺は、龍崎 真也(リュウザキ シンヤ)。真也って呼んでくれてもいいよ。」


「じゃあ、真也さん、でいいですか?」


「ああ。」


一応理事長なのに、名前で呼んでいいのかな?


すごい、今更。


でも、真也さんも呼んでもいいって言ったからいいよね。





「でっ、さっきの話の続きだけど、」


「はい。」


「あのテストは、一応転入試験っていうこと。陽菜がどれぐらいの学力があるか気になったからね。」


うそっ。


あれ、結構難しかったよ?


特に、数学分かんない問題ばっかだったし。



「・・・点数知ってますよね?」


おそるおそる聞いてみた。


「知ってるよ。陽菜、数学嫌いなのか?」


あぁぁーーーー

やっぱり、数学点数やばかったんだ。


「(コクンッ///)」


もう、恥ずかしすぎて顔あげられないよ~~////


「あははっ、今度俺が教えてやるよ。」


「えっ!?ホントですか?えっ、でも迷惑じゃ~?」


「迷惑なんて思ってないよ。数学だけじゃなくて、分からに事があったら何でも聞いてほしいくらいだ。」


「分かりました。じゃあ~お言葉に甘えていろいろ教えてください。」


「ああ。」