「編入されるそうね?」 「えっ、あ、はい。」 やっぱ、知ってるんだ。 「次の学校でも頑張ってくださいね。」 「はい。」 いつするか、分かんないけどね。 でも、校長先生ならしってる?? うーん、あり得るかも。 「じゃあ、さようなら。」 「あっ、はい、さようなら。」 そういって、校長先生は歩いて行った。 やっぱ、聞いとけばよかったかな??? ふと、携帯の時計を見ると大分時間が経っていた。 「やばっ!」 私は、笹倉さんが待っている校門まで走っていた。