私はお母さんに抱き着いた。
大丈夫。
今を楽しまなきゃ、ダメだよね。
「笹倉さん、私龍華学園に行きます。」
「かしこまりました。それでは今から編入の手配してきます。」
龍華学園にいき、何が変わるか分からない。
でも、きっと私のとって大切な時間になるだろう。
その時、ふとこんなことを感じていた。
まだどんなところかも分からないのに、何かが変わる予感がしたんだ。
――――――数日後。
私はまだ、眞田学園にいた。
笹倉さんが手配するっと言ってから、電話一本もない。
ほんとどうなってるのか。
もうそろそろテスト。
私って、このテスト受けるのかな??
編入するんだから、受けてもしょうがなくない??
こんなんだったら、笹倉さんの電話番号聞いとくんだった。
―――――――テスト1日目
ついにきたよ。テスト!!
えっ、この展開って私テスト受けるの!!
なんで?
てか、校長とかは知ってるの?
・・・もうどうにでもなれ。
私は、諦めておとなしくテストを受けることにした。
「きりーつ、れい。」
「「「おねがいしまーす。」」」

