僕は布団から頭だけ出す。
「『ZERO』本部にいじめの主犯を殺してほしい依頼が殺到しているんだとよ。
でもあくまで依頼者が殺してほしいって言っているだけだから証拠がない。
下調べを行(おこな)ったところ、主犯らしき人物は近所で評判の子ばかりで、
いじめを行うような子には見えないんだ。
そこでその高校に忍び込んで調べてきてほしいそうだ。
ターゲットが本当にいじめを行っているかなって。
しかし『ZERO』メンバーは二十歳越えの人しかいねぇから、唯一忍び込んでも可笑しくないし、その上『ZERO』ナンバーワンの実力を持つ雀璃に調べてきてほしいという、
特別な依頼が舞い込んだんだ」
「・・・なら良いよ。その代わり」
「本当にいじめをおこなっていたら容赦なく殺して良い、と上からも言われている」
「手柄とか報酬は全て僕のモノでしょ?」
「勿論」
僕はニヤリと笑い、布団から出た。
「制服ちょうだい。僕に任せてよ」
「さすが雀璃だ」
ニヤリと伶も笑う。
弱い者をいじめるのは僕が許さない。
僕が守ってあげるよ。


