「俺らさ、雀璃に友達作ってほしいんだ」
「友達?」
「そう。雀璃は17歳だっていうのに仲の良い子がいなくてさ、寂しいだろうってキイが朝突然言い出したんだ。
キイも年上しか友達いなくて、世代ギャップが苦しいって言ってる。
雀璃にはキイと同じ思いをしてほしくないんだ。
学校行って友達作ってくれるよな」
「キイには悪いけど、僕あまりそういうの気にしないから、大丈夫。
友達とか作る気ないからさ」
「・・・」
「ということで。おやすみなさ~い」
再び布団に潜り込む僕。
瞼を閉じようとすると、上からぽふぽふと頭を優しく叩かれる感覚がする。
「雀璃に友達作ってほしいっていうのが本当の目的だ。
でもな、それ以外にも目的があるんだ」
「・・・何?」
「・・・雀璃が通うことになるであろう学校で最近多発しているんだとよ。
弱い者いじめってやつがよ」
「・・・弱い者いじめ?」


