「・・・何これ」
そこに映っていたのは、高ノ宮学園全生徒のお家柄がのっていた。
麗華などのお金持ちなお家の横には花丸がついている。
一方内田さんなどの横には何もついていない。
・・・お金持ちか貧乏の違いで花丸がついているんだ。
「これ、差別ですよねぇ」
「そうだね・・・」
いつも通りの濁った瞳でローマが笑う。
「しかもこれぇ、勝手にデータを自分のパソコンにうつしたみたいですよぉ。
多分うつされていること、校長先生は知りませんよぉ」
「勝手にデータをうつして差別する道具に使っているのね」
・・・許せない。
悪人には罰を与えなくちゃいけないわ。
アクニンニハ、バツヲ。


