・・・許せない。
こんな先生、許されないわ。
「良いんです先生。私、今日は帰ります」
さっき具合悪そうじゃない生徒が校門に向かって歩いていったの見たわ。
もしかしたら僕帰れそう。
「そう?もしかして今日は勉強会の日かしら。
小西財閥ともなれば勉強会は必要だものね。
小西さん次期社長でしょう?
頑張ってちょうだいね」
先生、内田さんとの態度が全然違うわ。
僕がプラチナだからだ。
お家柄や成績優秀者なんて関係ないわ。
だって内田さん、成績は良いみたいだし。
お家柄はあんまり良くないけどね。
「ありがとう先生。
じゃあまた明日ね。麗華、真由香、友貴くん、冬馬くん」
「ごきげんよう」
「また明日ね」
「じゃあね雀璃」
「バイバーイ!」
僕は急いで執事室へ向かった。