ふふっと僕が皆にばれないよう笑ったところで、教室に着く。
「あら、おはよう。
高徳院さん、大河内さん、国宮くん、神楽くん」
「おはようですわ先生」
「おはようございます」
「おはよう」
「はよ、先生」
皆挨拶が違う!
凄いな。
「先生、彼女転入生の小西雀璃さん」
麗華が僕を紹介する。
「あらあなたが。校長から聞いているわ。
あたしは星組の担任・各務景子(かがみ・けいこ)よ。
高徳院さん直々に紹介なんて珍しいわね。
しかもプラチナなのね。
転入生でいきなりのプラチナは凄いわね」
よく話す人だ。
やっぱり麗華の力は凄いわね。
「ありがとうございます。小西雀璃です。よろしくお願いいたします」


