「凄いんだね、プラチナは」
「プラチナを現在持っているのはあたくしたちだけですわ。
プラチナを持つということは、あたくしたちの仲間入りを果たしたと言っても過言ではありませんわ。
内田皆子は現在確かプラチナより下のゴールドだったはずですわ。
彼女はあたくしたちを支持するリーダーのような人ですの。
何度もあたくしたちの仲間に入りたいと言っていて、断るのに苦労したわ」
はぁ・・・と溜息をつく麗華。
そういうこと。
つまり内田皆子は僕に嫉妬していたのか。
女子のやりそうなことだね。
「心配しなくても大丈夫ですわ。
皆子は小さな会社の一人娘。
あたくしの財閥と比べ物になりませんわ。
何かあったらあたくしがお父様に言って皆子の会社を潰して差し上げるわ」
「ありがとう麗華。でも私は大丈夫。
何かあったら言うね」
「いつでも相談にのりますわ」
計算通り。
麗華は僕を完全に信用してくれている。
何かあったら麗華に言おうっと。
守ってね、麗華。