「僕と冬馬のお父様は兄弟なんだ。
つまり、僕と冬馬は幼馴染と言う前に従兄弟なんだ」
従兄弟ぉ!?
「性格は俺と友貴は両方親父に似ているんだ。
だから性格逆そうに見えるのかもな」
そうなんだー。
納得。
「ちなみに僕らのピアスは、僕らのお父様の家に受け継がれてきたものなんだ。
可笑しいかな?男でお揃いって」
「可笑しくなんてないですわよ。
綺麗な石をしていて、お2人に似合いますわ」
「ありがとな雀璃」
「ありがとう」
にこりと笑う2人。
双子みたいで、なんだか可愛い。
どことなく顔も似ているからね。
「雀璃はきょうだいいるの?」
麗華が身を乗り出して聞いてくる。


