「高徳院麗華様は、高徳院財閥のご令嬢ですか?」
「そうですわ」
「大河内真由香様は、茶道の名門・大河内流の跡取り娘ですか?」
「ええ」
「国宮友貴様は国宮組の次期組長ですか?」
「そうだよ」
「神楽冬馬様は神楽家の次期当主で、神楽神社の跡取り息子ですか?」
「ま、そういうことになっているね」
伶、詳しいね~。
調査所はほんの1部しか見ていないから、わからなかったよ。
しかし麗華たちがそこまでお金持ちだとは。
高徳院財閥も、大河内流も、国宮組も、神楽神社もめっちゃ有名だよね。
「詳しいね。さすが雀璃の執事さん」
「ありがとうございます。高徳院財閥のご令嬢にそう言ってもらえるのは光栄でございます」


