「紅茶好きで悪いかい、麗華」



「悪いなんて一言も言っていないわよ」




 あははっと笑う4人。



 最初校長に聞いたこととは随分かけ離れているな。



 あんまり性格悪そうに見えないや。




 ま、人は見かけによらないからな。




 まだ僕は出会って1時間程度。



 そんな短い間に人を判断してはいけないな。





 きをつけないと。





ピロリロリン



 あ、電話だ。



 僕の携帯電話に入っているのは、伶たちのみ。



 もしかして、殺しの依頼かも。