「上出来ですわ雀璃。これでもう雀璃はあたくしたちの仲間ですわ」



 喜ぶ麗華。



 ・・・仲間?



 ま、うわべだけね。



 僕は伶たちしか信じていないから。



「次はガーデンに行きましょう」



 麗華の合図で、他の3人が麗華の後に続いて放送室を出る。



 なんか、息ぴったりだよねぇ。



「どうした?」



 溜息をつくと、黒髪ブレスレットの男がニヤニヤ笑いながら僕を見た。



 確か、神楽冬馬くん。



 この4人名前が豪華すぎて覚えにくいんだけど、合っているかな。



「神楽・・・冬馬くん?」



「あれ、早いね。名前覚えるの。
よく俺友貴と間違えられるんだよね」




 ピアスお揃いですから。