「朝執事から渡されたんです」
説明するのめんどくさいから、かなりカット。
「・・・執事。そう・・・・」
僕のことを上から下まで眺める男女4人組。
「あたくしは高徳院麗華(こうとくいん・れいか)。
よろしくですわ」
名前、高級そうだねー。
赤茶色のふわふわした巻き毛を頭についてある大きなワインレッドのリボンでとめている。
お嬢様みたいな見た目ですわねー。
「わたくしは大河内真由香(おおこうち・まゆか)。
麗華とは幼馴染ですわ」
高徳院さんの横で腕組をしながら不敵に笑うのは、栗色の腰まである巻き髪をなびかせるお嬢様。
「僕は国宮友貴(くにみや・ともき)。
真由香と同じく麗華の幼馴染」
茶色い髪をワックスで整えてあり、耳に2個青と赤のピアスをつける少々チャラそうなぼっちゃん。
「俺は神楽冬馬(かぐら・とうま)。
麗華の幼馴染」
黒い髪に国宮と同じく耳に青と赤のピアスをつけていて、腕には銀色に光るブレスレットがついてある。


