「伶!」
「おうお帰り。どうした、そんなに慌てて」
「私・・・前言撤回します!」
「は?」
「私、殺し屋になります!!」
「殺し屋になるって・・・。
雀璃はもう引退しただろ」
「嫌だ!私したくない!」
「どうしてだ?」
「私、小西雀璃でありサタンなんです。
確かに殺し屋はいけないことです。
見つかるかもしれないし、殺されるかもしれません。
でも私は殺し屋サタン。
サタンが消えたら、誰が弱者を助けるの?」
「・・・」
「私、まだまだこの世に多くいる弱者を救いたい。
私と同じ道を進んでほしくない。
哀しい涙なんて流せない世の中を作りたい」