「あたくしもですわ。雀璃、あなたは殺し屋をやめて、笑顔になれますか?」



 殺し屋をやめて・・・笑顔になれる?



「えっ・・・麗華たち可笑しいよ。
殺し屋は犯罪だよ?
それをやめるなって言いたいの?」



「わたくしにはそう聞こえますわ」



「僕も」




 ・・・何、それ。



 変なの。




「雀璃はどうしたい?」



 私は・・・



「ごめん。ちょっと抜けるね」



 私は麗華の部屋を出て、家へと向かう。




「・・・あれで良いんですわ。
あれが雀璃ですわ」



「雀璃にとって、良い決断ですわ」



「善悪を決めるのは・・・自分、ですからね」



「・・・幸せになれや、雀璃」