「・・・力がほしいか?雀璃」
部屋で泣きながら手紙を読んでいると。
伶の声がした。
「力・・・?」
「ああ。ずっと言ってなかったがな。
俺らは殺し屋だ」
「殺し屋っ・・・!?」
本当にいるの?
「だが俺らは普通の犯罪者とは違う。
殺すのは、社会から恨まれた人間ばかりだ。
世の中に尽くす奴は殺さない」
社会から恨まれた人間・・・?
「今、咲希ちゃんのお兄さんが来ている。
俺らに依頼をしたんだ・・・殺しのな」
「咲希のお兄さん?」
いたの?そんなこと咲希言ってなかったよ?
「正真正銘、咲希ちゃんのお兄さんだ。
両親の死後、咲希ちゃんとは違う親戚に引き取られたんだ。
咲希ちゃんを引き取った親戚と違い、育児放棄なんてしなかったから、今日までお兄さんは生きてきたんだ」


