「ねぇ雀璃」
ある日。
咲希が今日は風邪でお休みなので、私は1人、暇を持て余していた時だった。
「何?真矢、頼子」
「雀璃さ、咲希の秘密、知ってる?」
「何?」
「咲希、あの子施設で暮らしている、親なしだってこと」
「とっくに知っているわよそんなこと。
親がいないのは私も同じよ」
「もしかして、この事件?」
真矢が見せたのは、新聞の切り取り。
「・・・!?」
そこに載っていたのは、両親と朱雀の事件。
「小西朱雀でしょ?雀璃と名前の漢字似ているなーって思っていたの」
私と朱雀の母の名前は鈴芽(すずめ)というので、雀と言う漢字が名前にはいっている。


