「これ届けに来たの」
「帰って!帰ってよぉ!!」
「咲希!?」
乱暴にプリントを奪った咲希は、急いで奥へと行ってしまった。
「ごめんなさいね。
咲希ちゃん、小学生の頃、ここに住んでいることでいじめられたのよ。
親なしだって。
だから今ではお友達にここを教えなくなってしまったの」
「そうだったんですか・・・。
あの、咲希に言っておいてもらえますか?
私にも親がいないのは、私も同じだから、と」
私はそのまま家へ帰った。
次の日は土曜日。
家で何もすることなくボーっとしていると。
咲希からメールが届いた。
【今、会えないかな?】
私はすぐ返信をし、近くにある公園へ向かった。
「咲希!」


