警察の人が来て、色々聞かれたが、私は蝋燭を買いに出かけていたので、情報はあまり出なかった。
結局事件は未解決となった。
人通りの少ない住宅街に住んでいたので、目撃者がいなかったのだ。
両親と朱雀の葬儀は、ひっそりと行われた。
「雀璃ちゃん。おばさんのとこへおいで」
「何抜け駆けしてんだい。雀璃ちゃんはアタシの所に来るんだよ」
名前も顔も知らないおばさんが私を引き取ろうともめている。
後日わかったことだが、両親は私に多くのお金を残してくれていたのだ。
両親の両親、つまり私や朱雀の祖父母はまあまあお金持ちで、亡くなった時遺産を全て両親へ向かうようされていた。
両親のいない今、祖父母のお金や両親の残したお金は全て、私へ譲られるのだ。
だからお金をもらおうとおばさんたちは騒いでいるのだ。
「雀璃ちゃん、俺らと来ない?」
もめているおばさんたちを冷めた目で見つめていた私に声をかけたのは、お兄ちゃんたちだった。


