私はスーパーで足りない分の蝋燭を買い、家へと戻ろうとした。 が。 「雨降っているや・・・」 黒い雲から雨が降っている。 遠くの方で雷の音もする。 『早めに帰ってきてね、お姉ちゃん!』 朱雀の声が聞こえる。 「約束したもんね」 私はパーカーに蝋燭のはいった袋をしまい、雨の中走り出した。 まだそんなに強くは降っていない。 「ただいまぁ」 ガチャッと勢いよく扉を開ける。 「父さん?母さん?朱雀―?」 ・・・おかしい。