あの濁った瞳と口が笑みを浮かべている。



「・・・サタン」



 いつもより低い声が俺を呼ぶ。



「血祭、始めるぞ?」



「・・・うん!」




 俺は伶、キイ、ケイと目線を合わせる。



「ゲームを、始めよう!!」




 俺の叫びで、伶たちがそれぞれの凶器を校長に向け、使い始める。




ザクッ



 伶の刀が肩を切る。



パシッ



 キイの弓が足を打ち抜く。



ザキッ



 ケイの円盤がもう片足を切り続ける。



シュッ



 ローマの刃がついたワイヤーが血管を切り裂く。