「それに内田が言っていたじゃないか。
雀璃と校長が親しく話しているのを聞いた、と。
校長はうわべではいじめがないか俺ら生徒にアンケートをとったが
裏では主犯だ。
もし殺し屋である雀璃に学校の潜入捜査を頼んでいたらどうする?」
「じゃあ小西財閥もプラチナも、校長が裏で捜査していたってこと?」
「そう考えられないか?麗華は」
「・・・聞いたことあります。
昔校長の息子が亡くなって、殺し屋に息子を死に追いやった人を殺してもらったと」
「今の友貴の話が本当なら、校長が裏で殺し屋とつながっていたと考えても不思議じゃないだろ?」
「確かにそうですけど・・・」
雀璃が殺し屋なんて。
信じられませんわ。
「ピリリリリリ」
いきなり部屋中に響いた音。
友貴のスマホにメールが来た時の音ですわ。
友貴はポケットから携帯電話を取り出す。