「まだです。連絡が来たら教えますから、それまで待ってください」
あたくしたちの中に沈黙が走る。
「ピリリリリリ」
「あ、メールです」
友貴が携帯電話を開き、メールを確認する。
「・・・大変ですね」
「「「え?」」」
「・・・昨日夜1時ごろ、校内で内田皆子が銃で頭を撃たれて亡くなったそうです」
「「「え!?」」」
「犯人はこの間各務先生を殺した犯人と同一人物らしいです。
弾が同じみたいですから」
殺された・・・内田皆子が。
「・・・しかも、内田皆子の所持品からスマートフォンが盗まれているそうです」
「スマホが!?」
「ちょっ・・・危なくない?麗華」
「そうだ!内田のスマホの中には俺らとのメールが保存されているやないの!」
「もし犯人がメールアドレスに気が付いたら・・・。
ばれますよ、僕らが主犯だと」


