執事から紅茶セットを受け取った冬馬がお茶を淹れる中、友貴はいつも鞄にしまっているノートパソコンを取り出す。
「どうー?」
お茶を淹れ終わった冬馬が各自にお茶を置く。
「昨日から内田さんと連絡がとれませんね。
少し調べてみましょう」
友貴が今時(麗華たちの間で)珍しい携帯電話を開き、電話する。
きっと組の方に連絡しているんだわ。
「そう言えば今日内田さんお休みでしたわ。
何かあったんじゃないんですの?」
「そう考えるのが自然だよなぁ」
お茶を一口飲み、友貴を見る。
「どうですの?」
「今調べてもらっています」
「そう・・・」
「ねぇ麗華」
真由香がティーカップを持ちながら言う。


