☆麗華side☆
今日の雀璃はどこかおかしかった。
気のせいかしらね。
「麗華。今日はどこ行くんですの?」
「そうねぇ・・・。今日はあたくしの家に行きましょう」
あたくしたちは毎日、必ず誰かの家にお邪魔する。
そして他愛もないお話をするのが楽しみなの。
「「「お帰りなさいませ麗華お嬢様。
ようこそ。真由香様、友貴様、冬馬様」」」
あたくしの家の執事、メイドがいつも通り玄関で迎える。
「ただいまですわ。いつも通り用意をお願いですわ」
「かしこまりました」
あたくしは自分の部屋へ向かい、ソファーに腰かけた。
「友貴。用意は出来ているかしら」
「出来てますよ」


