「まだ決まったわけじゃないんだろう?
その子たちが犯人だって。
証拠がないだろ?」
「でもっ・・・!」
「もう暫く調査を続けろ。
証拠が出たらまた考えろ。
今はまだ落ち着け」
「・・・うん」
「着替えろ。今日も学校だろ?
俺は下で朝ごはんの準備をするから。
着替えたら降りて来いよ」
そう言った伶は下へ降りて行った。
確かに証拠がない。
メアドに彼女たちの名前が書かれていただけだ。
他の4人のファンが名乗ったんだ。
それか彼女たちを妬む人が成りすましてメールを送ったんだ。
まだ、大丈夫だよね。
犯人と決め付けるのは早いよね。


