「ローマか?」
「お兄ちゃん!」
最上階で待っていた男の人がローマを抱きしめる。
「お兄ちゃん。しょぅかぃしたぃ人がぃるんですぅ!」
「ん?誰だ?」
男の人がゆっくり近づく。
顔の右半分を長い黒髪で隠した人。
「久留沢季椰です」
「ふむ。なかなか可愛らしい子だ。殺し屋になりたいのか?」
「はい」
「俺はクロだ。気軽に呼んでくれ」
「はい」
「お兄ちゃんは優しぃんですよぉ?
ぁんしんしてぃぃですからね」
後日、あたしは殺し屋になった。
海外にいる殺し屋とも戦い、あたしはナンバーフォーになった。
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