「答えなさい」
「・・・」
「・・・」
警察の人はいつまでも話さないあたしを見て諦めたらしい。
「何?捜索願が出ていない?」
「はい。あの子のような子どもの捜索願は出ていません」
「可笑しいな。親は心配しないのか」
「実は彼女が見つかった辺りで、久留沢季椰という名の少女が母親から虐待を受けていたという情報がありまして。
母親とその少女は海へ飛び込み助かった後行方がわからなくなっているそうです」
「あの子がその少女かもしれないな」
「聞いてみましょう」
「・・・あたしだよ、その少女は」
「「え?」」
警察2人は驚いていた。
「あたし、久留沢季椰。小学3年生」
「君がっ・・・!」


