何度も繰り返される暴言と暴力。
だからあたしは今でも手を目の前で上げられると勝手に体が震える。
きっとトラウマになっているのかもしれない。
「見て。久留沢さんのとこの子よ」
「また頬が赤いわ。殴られたのね」
近所の人の悪口を聞きながらあたしは裸足でどこかへ向かう。
家にいると殴られるから。
外に出ても殴られる。
「どうしてアタシの気持ちをアンタは考えないのッ!?」
近所の人から白い眼で見られることのことを言っているのだろう。
だから母親はあたしに勉強しろと言う。
立派に育てれば、近所の人の評判が良くなると考えたから。
「また久留沢さん殴られたの?」
先生はあたしを心配するけど、何も対処しない。
「ちゃんと嫌だと言いなさいね。わかった?」
「・・・はい」


