でも、わたくしは彼女たちを守ろうとした。



 誰だか知らない彼女たちを。



 信じ、信じてくれた親友たちを。








 でも、無理ね。



 サタンの、小西さんのあの哀しい瞳に負けたわ。







 ・・・助けてほしいと思ったのよ。



 小西さんのことを。




 彼女たちなら、きっと小西さんをあの哀しい瞳から救えるはずだと信じたいの。











 最後だから。



 信じさせて。