「・・・わかった」



「わたくしのスマホにデータとか計画がはいっているわ。
勝手に見て良いわよ」



「わかった」




「お願いするわね・・・?」





 俺は銃を内田皆子の頭に当てた。




「・・・来世では、いじめなんてしない奴になれよ?」




「ええ」




「心が、強い奴に、なれよ」




「うん!」




パアンッ
バタッ




―――『雀璃は生まれ変わりを信じてる?あたしは信じているよ?お兄ちゃんは馬鹿にするけどね。生まれ変わったらあたし、また雀璃に会いたいな』




 俺も・・・いや、私も会いたいよ。




 咲希(さき)に――――――・・・。