「どこで知った?」



「校長先生と話していたでしょう?
その時わたくし廊下にいましたの。
あなたの執事だという加宮さんって方が殺し屋なら、あなたも殺し屋だろうと思ったんですわ」




「・・・よく気が付いたな」




「わたくしが星組にいられるのは頭脳のお蔭ですもの」




 そういえば言っていたな。




「どうしてこの学園に潜り込んだんですの?」



「この学校にはいじめがあるという情報が入ってな。
それが本当か調査するために潜入した。

俺ら殺し屋はそこら辺にいる犯罪者とは違う。
弱者を弱める強者をなくすために殺している」




「そうなの・・・。良い人なのね」



「どこが。人を殺すことはただの犯罪者と同じだ」




「・・・ねぇ、わたくしがあなたに依頼することは出来るかしら?」



「殺しの依頼なら」




「・・・主犯を、わたくしの電話の相手とそのとりまきを殺してほしいの」