「信じているなら言えよ!
本物の友達になりてぇのなら言えよ!
友達に遠慮はいらねぇはずだろ?」
「しょうがないのよ!わたくしには、彼女たちしか友達が、信じられる人がいないんだから!」
「だからって言わねぇのか?
お前らのやっていることは間違っているって。
信じられるなら言ってみろよ。
そいつらが後悔するの、見たくねぇだろ?」
「・・・ッ」
「もし言えねぇのなら俺が言ってやる。
良いのか?他人に任せて」
「・・・言ってくれるの?」
「お前が望むなら言ってやる。
ただ俺が言うと、お前はそいつらを信用していないという何よりの証拠だ」
「なにを言うの!?わたくしは信じておりますわ!」
「じゃあ言えよ。言ってみろよ。信じているなら言えよ」
「・・・」
「それか選べよ。
俺が言ってお前が偽りの友達を手に入れるか。
自分で言って1人になるか」
「そ、そんなの、選べないわよ」


