「お前もその電話の相手も、いじめをしていることに気が付かねぇのか?」



「・・・」




「理由はなんだ。どうしてあの2人をいじめる」



「・・・あの人たちが、2人を、嫌って、いるからよ」



「何故嫌う?」



「しらないわ、よ。そんなことまでは」




「何故お前は言いなりになる?」



「約束、したのよ」




「お前がいじめられたらどう思う?」




「・・・嫌に決まっているわ」




「同じことを2人が思っていると思わないのか?」




「・・・」




「辛いと思うならやめろよ。
本当にその電話の相手を信じているなら、言ってやれよ。
お前らのやることは間違っていると」




「・・・」